


『ホタル交配 と 幼虫個性』
幼虫と成虫の生理
1)近親交配
ネット情報では遺伝子の多様性があるホタルは平家ホタルと記載され、遺伝子の多様性を意味します。
多様性であることの意味は、何らかの単一の病気で全体死滅をしないことが含まれていますが、
ISさんの飼育歴史では数匹のホタルから始まり、数万匹単位の幼虫が十数年間近親交配し増殖し
一度足りとてそのような事故は発生していないのです。
その他今日まで畸形や小型化することなく、世代交代しつつ増殖の問題は発生していません。
(成長遅れ回復の出来ない幼虫は、あえて成虫にさせず、時には越年実験したり、交配させないようです)
(新たに自然環境からの種の導入をしていません)
むしろ、ホタル祭りの多数出品者の中で最も見栄えのするホタルと評価されています。
私の実験室では、50匹の幼虫の内36匹が成虫となり2000匹の孵化幼虫を得。現在600匹ほどの終齢
幼虫となっている。 36匹遺伝子の世代交代実験をしてみようと試み、年3回の育成室を作りました。
以上の事柄に対して、昆虫博士並びにホタルの権威を持つ先生方のコメントを待つ、疑問事項です。
2)光に対する感受性
幼虫は常に身を潜ませる性格をもっています。餌があるときや空腹で餌を探しているとき以外日中表面
に出てこなかったり、コロニー形成をし、じっと固まり停止状態です。
その結果、小石などを入れた水槽で飼育するとき、そして日の当たらない箇所で飼育するとき、幼虫は白ぽい
幼虫として水槽内に居ます。
幼虫黒変の元が人間と同じメラニン色素系統とするとき、生理的に光感覚器(目)の刺激に反応して色素
細胞が成されるのか、或いは皮膚表面の光刺激による反応なのか、私には疑問があります。
ホタルの目
昆虫学者の書物に共通項なのが幼虫の目に関する資料を見かけません。 是非ともこの件の研究をして
頂ければと願うばかり。
3)人間のメラニン色素の増大
人間は太陽光の紫外線による皮膚に直接刺激でメラニン色素の増大現象があります。
しかし黒人に見られるように
太陽光の目への刺激で頭脳刺激となり、一気に色素増進ホルモンで、皮膚全体がメラニン色素で覆われ
る現象の二通りがある。
はたしてホタルの幼虫はどちらの刺激によって、皮膚黒変が始まるのか同様に博士や著名専門家の
ご意見を頂くところ。
4)幼虫の集団性
飼育中の幼虫では幼虫同士が絡み合い団子状態の集団を形成するのを常としています。
何か集団を形成するフェロモンを発しているとしか考えられません。
だからといって、集団で無いと成長出来ないかとゆうとそうでもなく、きちんと成長しています。
生物学者でもなく生理学者でない私にとって不思議な事柄です。
5)餌食い観測
タニシやカワニナの餌に食い付く時、貝は入り口を閉じ頑なに貝殻に閉じこもります。
単独幼虫は其の時点で餌に忌避され食いつけないと、あきらめてほかえ歩き出す様子を見ています。
他方貝殻から体を出し食い付きチャレンジされた貝は身をウネり忌避行動をしやがて閉じこもります。
運良く貝の肉に喰らい付いた幼虫でも忌避行動によって貝殻と蓋に挟まれて死んだ幼虫も見ています。
タニシとカワニナ
両方をそのまま幼虫水槽に入れたとき、タニシは食われてしまったけれども、20日たってもカワニナは
食われずに安泰でいる。 もう少し暖かくなってより活発に時期に同様の実験をして見ます。(06.1.12)
06.3.15現在、体調2センチほどのカワニナに8匹ほどで群がっていたのが、空になっていた。
6)集団行動の効用
数十匹単位で水槽飼育している環境下の観察では、貝を潰さずに入れた状態では集団で貝の閉じた入り口
に群がていました。 ・・・何日か後
やがて貝は多分窒息状況になっていると思われ、止むにやまれず貝は体を貝殻の外に体を出し始めました。
貝は酸欠で動きが弱っていると予測され、そんな動きの弱まった貝を集団で食い付きに成功しています。
しかし単独チャレンジでは貝は身をよじって嫌がり、やがてふたを閉めてしまうと、幼虫は諦めた様に
貝から離れていました。 三日たっても結果は同じでした。、
7)源氏ホタルの人気・平家ホタルの人気???
源氏は数倍大きく幼虫飼育の難しさ・飛翔数の希少価値・里山低温清流に生息イメージなどが人気と思う。
平家は小粒だし、対し源氏は大柄だし、なんでも大きい方が優越的で人気なのだろうか?。
発光の仕方に付いても平家は小粒らしく明滅の繰り返し速度は早いし、。かたや源氏はゆっくりである。
人間様の好みですが、やはり希少価値的な源氏にあこがれるでしょうか。
去年のホタル祭りでも、新聞記者は源氏ばかりを追っかけていた。平家には見向きもしていない。どうして?。
8)一斉羽化?・持続的羽化? はたして?
| 平家ホタル飛翔期間 | 源氏ホタル飛翔期間 | |
| 15年度 | 6月12日〜8月5日(約53日間) | 6月1日〜8月5日(約65日間) |
| 16年度 | 6月1日〜7月3日(約60日間) | 6月11日〜7月31日(約51日間 |
| 17年度 | ?記録が楽しみ | ?記録が楽しみ |
9)光り方(平家)
1)卵時代
平静では発光せず。 振動を与えたとき一成にワっと光った。 たぶんこの時期は孵化十日前後前から観られる
でしょう。 当然ですが卵が細胞分裂をし、発光器官が形成されなければ発光するわけが無く、純粋に卵が光るとの
説はあたらない。
2)幼虫時代:尾部両脇に針穴程度の発光器。
振動などの刺激で光るとき、は!っとしたようにポワ〜ンと光り持続的でやがて引き返すように消えた。
他方元気で活発な幼虫は刺激を与えなくとも、振動刺激と同様に光っています。
3)陸上移動時
発光しっぱなしで動くとも無く移動しながら連続発光でした。
4)飛翔時に付いてはご存知のとおり。
5)交尾中
♂♀共に連続発光でした。 陸上移動時と同じです。
10)幼虫の個性
飼育経験では、成長のワセとオクテが確認できています。
しかしそれが飼育者側の餌の与え方や、飼育環境の配慮で修正できることは判っています。
ほって置けば成長遅れは最後まで影響し、越年幼虫となっています。
結果的に、小さな幼虫と大きな幼虫では成虫に大差があり、カブトムシと同じで昆虫の共通項です。
このことが原因と思いますが、毎年採卵出来た方がある年一匹の孵化幼虫も得られない事例が発生
しています。
同一水槽飼育で個体差が発生するのは、@飼育者側の責任なのか、A食欲旺盛な性格・餌を探し当てるこ
との不得手な性格が原因なのか、B孵化した時期の相違なのか、C親からもらった卵の栄養分の相違な
のか、こんな分析疑問があります。
11)発光現象から学ぶ
ホタル幼虫飼育者にとって幼虫の健康状態を判断する材料は、動き具合・食欲具合・日々の成長さに、
発光現象の意味を理解するのが最重要センサーと、匠のIS様は言っています。
私、今だ獲得していませんが、日本一の人工飼育のIS先生曰く、光り具合をよ〜〜〜く観察すること。
そのためには、夜行性のホタルなのだから、夜観測すること。 言葉では説明出来ない。 と
12)発光から学ぶ世界
鉄製品には其の目的用途に合わせ炭素・ニッケル・モリブデン・クロームやタングステン等のレアメタルが
含まれているが、外見では組成を判断できません。
製造メーカーは鉄をサンダーで削り其の火花の発光の色・発光体の飛翔結果で其の含有率を的確に探り当
てています。 私にはどれも同じに見えても訓練した職人には違って見えるのですね。
多分ホタルも発光具合で健康なのか、何を求めているのか、どうしたいのかが込めれられているのでしょうね。
飼育にチャレンジした方、是非研究してみてください。
13)ホタルのバイリンガル装置!
博士や先生方に作って頂けたら面白い世界が生まれると思います。
確かに、交尾中の光り方・陸上移動中の光方・飛翔中の光方・刺激した時の光方、全部違います。
私は、集団性は餌を確実に確保するために獲得した性格ではないかと思っています。 他方一般的に言われている事柄は、人為的に恵まれた環境での飼育結果ではないでしょうか。 源氏ホタルに貝を潰して与えてもワセとオクテと大きく分かれるようで断定できませんが、自然界では 源氏の生息地帯に居る餌はカワニナ。 カワニナは殻の入り口が狭く、終齢幼虫は幼児の小指ほど、一 つのカワニナに食らい付ける幼虫ははせいぜい一匹、多くて二匹程度でしょう。 自然界の源氏ホタルの幼虫は、かなり生存競争が激しいと推察できます。 平家ホタルは源氏より小型で大きな開口面を持つタニシを主体に食べます。 貝の大きさにもよりますがそのままで10〜20匹程度、一つのタニシに食いつくことが出来ます。 小さな体で産卵数も少ない平家は、全体が終齢へ進むことの出来る有利さがあると思います。 ホタルの世界では、大は小をかねるでなく、その逆のようです。 氷河期に恐竜や大型動物が滅び、小動物が生きのびた理由にも通じるような気がします。 |
★ ★ 飼育幼虫の選択的排除と廃棄 ★ ★ つい最近水産庁で分かったこと 小さな魚類は魚網から逃げ出せる漁獲網目を規制し、成長させて捕獲する指導を 長年続けてきました。 結果として個体遺伝子に成長遅れをする魚類や、体の小さな遺伝性を持った魚類が 遺伝的に残される結果となって、昨今の魚は小さい傾向が続いています。 捕獲するなら小さい魚類を優先するべきで、魚体の大きな魚は採らないほうが良い と結論。(魚体の大きなマグロが小型化するに顕著に現れている) ホタルの幼虫にも該当するのではないかと考えます。 実際に飼育していて成長遅れ幼虫は、大まかに言って1%以下で発生するような気 がします。 飼育者にとって全て元気に成長させたいと願うのは当たり前ですが、水産庁の結論 を重要視するなら、目をつぶって3月までの成長遅れを回復できない幼虫は破棄した ほうが世代交代に有利ではないかと思います。 実験観測 成長格差をうめる飼育実験をしていますが、どんなに隔離選択し餌を与えても3齢 幼虫程度の大きさから脱出できない幼虫が、3月の時点でも残っています。 産卵日の遅れは当然孵化日の遅れとなるのは当然です。その分成長格差があり、 3月初め頃までにきちんと成長が追いついた幼虫は多数あります。 しかし何かがおかしいのです。 幼虫の体の色が他の幼虫と同様に光線をきちんと与えているのに色が薄いのです。 やはり元気で活発な幼虫は、個体も大きく黒々としています。 |